酒蔵便り003 2013年9月

梅酒の仕込み

7月中旬に今年の梅酒を仕込みました。先月号でお知らせした通り、今年は傷のついた梅が多かったので、仕込みに使えた梅の量は昨年の半分程でした。

あわら産の紅映梅完熟した桃のような香りがする蔵の内で梅のへたを取り水洗いし強酸性水で殺菌をします。梅と氷砂糖の重さを量りタンクに敷き詰めます。

それから辛口本醸造原酒をタンクに注いで仕込みは終了です。

後は、庫内を低温に保ち、一週間に一度美味しい梅酒が出来る様に祈りながらかき混ぜます。

 

森浩一先生ご逝去

8月6日に考古学者で同志社大学名誉教授の森浩一先生が亡くなられました。

「考古学を通じて地域興しを」という考えの方で、丸岡町が募集した「振姫文学賞」の時に初めてお会いしました。続いて募集した「一筆啓上賞」の審査委員長に就任された時、「一筆啓上賞」の酒を造ることを提案されたので、森先生に題字を書いて頂きました。

一筆啓上-1800-箱入美食家で大変優しい先生で、常に弊社の酒、特に「一筆啓上」の出来を気にして下さいました。

7月26日に先生から「一筆啓上」のご注文を頂いておりましたので、とても驚いております。

ご冥福をお祈りします。森先生、有難うございました。

 

蔵人の夏の仕事

久保田酒造の蔵人は地元の専業農家です。米作りが中心ですが、麹担当の南さんは野菜作りに主力をおいています。

季節により作る野菜が違います。夏は「越のルビー」というミディトマトを栽培しています。

南さんのトマトこのトマトは蔵元の親戚の方が開発されたと聞いています。甘くて人気のある品種なのですが、病気に弱く作りにくいそうです。

長さが50mもあるハウスの中は大変暑く、しゃがんで行う作業が殆どなので、越ならぬ腰に負担がかかる作業です。

 

今年は工事続き

今年は強風で工場のトタン屋根がめくれたり雨樋が壊れたりしました。

25.7修理その修理が終わった後に、受電設備の更新、ボイラーと重油タンクの新設、従来のボイラーや重油タンクと地中配管の撤去、製麹機のヒーター線交換と工事が立て続けにありました。

25.7修理思いがけない出費で大変ですが、良いお酒を造る為だと頑張っています。

9月下旬からは蔵は仕込みの準備に取りかかります。

 

今年の猛暑

今年も昨年以上に連日35℃以上の猛暑日が続きます。こんな暑い日が続いてはお酒が大丈夫かと思われるので、蔵の室温をお知らせします。

蔵の室温酒蔵の外が35℃の時、土蔵の仕込み蔵の室温は29℃(ここにはお酒は置いてありません)、出荷直前の製品がおいてある南蔵は22℃、大吟醸の貯蔵庫は5℃、生酒は0℃の冷蔵庫で貯蔵されています。